健康について、唯一気を使ってやっていたことがある。今年3月の半ばでストップしてしまったクラシックバレエ。子供時代、近所のお友達のお目利きお婆さんに、「一番大事なのはバレエと何々」と聞いてから、バレエとは何ぞやとずーっと気になっていた。、次女が音楽に合わせて狂ったように体を動かすところを見て、「この子はダンサーに向いているのかも?」と思ってしまった所と、何々が何だったか全く思い出せないが昔小耳に挟んだ「一何大事なのはバレエと何々」と言うその言葉を思い出して、たまたま近所にカンパニーを持っているスタジオがあるので、「大人のバレエ教室」と言うのに、申し込んでしまった。約7年前のこと。
元々性格はストイックな方ではないし、体が辛いことが苦手。苦しいのも苦手。いつもどうやって楽して、楽しく生きられるか考えるのが好き。小学生の頃水泳をやっていた時も、どうやって泳いだら水の抵抗を一番少なく泳げるだろうかとか、陸上の選手で何やら色々やらされた時も、どの角度で、どの歩幅で、どのスピードで走ったら一番早く、疲れないで、最高の結果を出すことができるだろうと考えていた。
まず道具!(これは親の財力と興味)水泳の早い子達の着ている水着が、薄くて軽い!
髪が金髪!(1日2キロメートル泳ぐのが日課で、カルキー焼けしているから、スタミナも違う)
それから肩幅が広い!骨格が違い過ぎる。
筋肉が大きい!みんな小さなボデイビルダーのような丸い筋肉がついていた。
自分に興味のあることに対しては、知りたいと言う欲が働き、そのことに関してだけちょっとストイックになる事もある。と言うか、ただ夢中になると時間を忘れると言うくらいのことだが、小学生の頃はスポーツと音楽がとにかく大好きだった。
そして姿勢(骨格)、そして筋力。今思うとそんなことを考えてスポーツをやる小学生などいなかったかもしれない。そして、中学校に上がる頃には結構早くに自分は自分の限界を認めた。自分に対してのスポーツの成長の興味がなくなったとと言うか、、、。
球技は球の心が読めないので、始めから無関心。ボール投げも、苦労した。
中学校になってから、パタリとスポーツに対しての興味も縁も無くなった。女性ホルモンの影響もあったのかもしれない。学校へは徒歩片道40分かけて通っていたので、足腰は丈夫だったと思う。
年齢もあり、「何か体を動かしたほうがいいよね〜」と言いつつ、ジムに通ってみたり、水泳もまた好きになるかもと思ってやってみたり、ヨガ教室に通ってみたり、出来ないテニスに挑戦してみたりもしたけれど、やっぱり続かない。1時間半ほどジャンプしながら踊るようなクラスもあったけれど、それをした次の2週間は腰痛が酷くて、普通に座っている事もままならなかった。そんなかんなを12年も繰り返し、やっと始めたクラシックバレエ。これが今までの中で、一番続いていた。
続いた理由=多分自分なりの分析によれば:
1)大人のクラスだから、180度一直線な開脚を求められる事はない。優しい先生のご指導のもと、常に美しく呼吸を整え、ただただ体幹に気をつけて、自分の稼働範囲を大きくしていくと言うもの。これは本当に少ない動きで、大事な筋肉だけを育てることができる、私の理想としていたエクスサイズ!
2)伴奏は生ピアノ。動きに合わせて毎週違う曲をぴったりのテンポで弾いてくれる専属ピアニストがいらっしゃる。
3)私のとっていた、ビギナーのクラスにも、カンパニー所属のプロのお兄さん、お姉さんがウォーミングアップに来ているので美しい体と、動きを見ることが出来る
それが、3月半ばから、まる2ヶ月スタジオがクローズ。消毒に関しての規約、旅行に関しての規約、人数のコントロールのために、完全予約制でまた再開した。娘も「そこまでしていきたくない」と言うので、私もお休みを取ることにした。
ふと気がつけば季節は一つ飛び越え、もう5ヶ月体を動かしていない、、、。年間のうちで、日本に帰省中の1ヶ月バレエを休んだと言うことはあったけれど、丸々5ヶ月は無かった。
最近ハマっているYouTubeでバレリーナのカップルのチャンネルがあるのだが、それをみていると、また踊りたくなってきた。(まだ実は踊ると言うのには程遠く、音楽に合わせて手足をパタパタくるくる回すエクスサイズに過ぎない)一つやってみよう。
まずはルルベから。ルルベというのは爪先立ちのこと。足の甲をできるだけ伸ばし、かかとを一番高い位置に持って行く。上半身はグラグラしてなならない。それもスローモーションで音楽に合わせて行う。
今日の昼過ぎ、もうこれで足がつりそうになった。足の後ろの筋肉からお尻にかけて、思いっきり突っ張る。いーち、にーい、さーん、しーい。一小節分、4ビートしか持たない。自分の上半身を支える筋肉が、全くなくなっているではないか。これではハイヒールも履けない。最近は外出が週に一度のスーパーの買い出しぐらいになってしまっていたから、これは本当にヤバイ。午後から歩くときはとりあえず爪先立ちで歩くことに切り替えた。最近ジーンズを履いた時のお尻のラインと、お腹のくびれが無くなってきたのはこの筋肉を使っていなかったためだと自覚。
それから、もう一つ気にかかっている事。
それは2年ほど前から使っている体内年齢がわかる体重計。
体重計に乗るだけで、体内年齢だけでなく、WiFiで繋がっている携帯のアプリと連動して体の中のいろいろなものを表示してくれる。(RENPHO) というメーカーものもをアマゾンで購入。
体重
BMI
体脂肪率
除脂肪体重
皮下脂肪
内臓脂肪
体水分率
骨格筋
筋肉量
骨量
タンパク質
基礎代謝量
体内年齢
これらの内容が全て数字で表され、その数字も標準値はグリーン、注意が必要な場合はイエロー、危険ゾーンはレッドで示される。
自慢では無いがこの数字は、全てド真ん中のグリーンゾーン。若い頃は痩せすぎで太りたい思っていたのに、今では素晴らしく、全て平均値に。
でもこれらの数字が、体内年齢をしっかり測ってくれているということがよくわかった。
過去2年間、一年に1歳位数字が変わったことはあったが、こんなに急速に5ヶ月間で、3歳も、、、。体重が3キロ増えたと同時に、身体を動かさなくなり、筋肉は徐々に脂肪と変わった。そして体内年齢と実年齢がほぼ同じになってしまった。。。
実はショックなことに、この体重計には、但し書きがついていて、『体内年齢は実年齢の7割が理想です、、、』と書かれていたのだ。そしてこの体重計は中国産のようだが、インターナショナル設定。平均値もアジア人仕様では無い。
元々実年齢の9割くらいだったのに、さらに加齢が進んだ、、、。
笑いを取れるかもと思って書いたが、だんだん深刻な気分になってきた。
来週からやはり、バレエのクラスに戻ろう。コロナがこの世からなくなる前に私の健康が脅かされる!少なくとも、半年前の今から−3歳を目指して。